株式会社 東北共立
会館通信 【 定禅寺こもれびさんぽ 】 
市民会館の職員ブログです。季節の出来事、施設やイベントの紹介、
ちょっとディープな舞台裏のお話まで、マイペースに綴っています♪気軽に覗いてみて下さい♪
― 2018 ―
2月
緞帳(どんちょう)のお話 〜吊物機構編@〜
2018.02.15 Time 14:00

これまで4回にわたって書いてきた「緞帳(どんちょう)のお話」シリーズ。
今回は舞台技術系のお話を…。

緞帳とは、”舞台と客席を仕切る幕”です。
普段は客席とステージは仕切られておりません。
では緞帳はどこにあるの?

普段は舞台上方に位置しています。
フライズと呼ばれる客席からは見えない部分に格納(?)されています。
つ・ま・り!
緞帳が客席に姿を見せるのは、”稀”なのです!
(第一緞帳に描かれている支倉常長さんは、照明もあたらず
人目につかない上方にいるのですね…箱にしまわれた絵画と同じ…。)

緞帳が演出として使用される例としては、やっぱり演歌。
オープニングで緞帳が上がると、
煌びやかな衣装をまとった出演者にスポットライトが当たって…!
緞帳を使用して舞台面を隠しておくことによって、
登場のシーンが一層ドラマティックになりますよね!
(観客の「おぉ〜!」という喝采を聞くと、ちょっと嬉しくなる職員Sです)
なんか話が逸れたかな・・・?

せっかくなので、次回、なかなか見られない景色をお見せします!
「緞帳(どんちょう)のお話 〜吊物機構編A〜」に続く。。。


緞帳(どんちょう)のお話 〜プロジェクト編〜
2018.02.04 Time 16:00

ご無沙汰しておりました「緞帳(どんちょう)のお話」シリーズ!
これまで大ホールの第一緞帳、第二緞帳の絵柄をご紹介しました。
(ぜひとも過去の記事(2017年5月・6月)をご覧ください。)

今回は、プロジェクト編と命名!
緞帳が「なぜその絵柄になったのか?」
そんな経緯をうかがい知ることができる資料が会館に残っております。

その資料には絵柄の構想について
「第一・第二は対照的なものにする」とか
原画製作者の候補者名とか
寄贈先との交渉内容とか(第一緞帳の寄贈元は七十七銀行)
製作メーカー名とか
おとなり「宮城県民会館」や全国津々浦々
類似規模の会館情報
(客席数や舞台大きさ、メーカー等の一覧)とか…
様々記載されていて、
開館準備の奔走ぶりが感じられました。

開館当時の色合いはどんなものだったのでしょう…
開館から44年が経過し、緞帳も鮮やかさを失って…ごほん!
重ねた年月を感じさせます。

普段は舞台上方に位置している緞帳ですが、
客席に姿を見せたとき(緞帳が降りているとき)には
ぜひとも注目してみてください。

火の用心の表示
第一緞帳の裏側
(!火の用心!)

 


 ○ なにかご不明な点がございましたら、会館までお問い合わせください。

       

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