Q&A よくあるご質問
50音検索
                   
監修:株式会社 東北共立
※下記文章は、加工・転載禁止です。
                   


あ行 [      ]
【アウトプット(英)output】

出力のこと。機器や回路から送り出される信号をいう(⇔インプット)



【あおる(仰る)】

・ 音響や照明の操作で、音量や光量の増減を繰り返す操作方法。
・ 上に向けること。少し仰向けに角度をつけること。



【ア・カペラ(伊)a capella】

伴奏なしという意味。伴奏を伴わない合唱の形式。または合唱曲。



【あかりあわせ(明り合わせ)】

建て込みの終了した舞台装置に対して、場面ごとに照明をつくり、仕込みの修正 操作手順の修正や変化の段取りを決めたりすること。



【あげまく(揚幕)】

花道の出入り口の垂れ幕。



【アクティング・エリア(英)acting area】

舞台やスタジオにおいて、出演者が演技をする場所の範囲。



【アコースティック(英)acoustic】

・「耳の」「聴覚の」「音響上の」という意味。一般的には 電気信号に変換される前の音全般を指す。
・電気楽器に対して、電気を使わずに生で音を出す楽器のこと。 またはそれらの楽器が出す音のことをいう。
アコースティック・ギター (生ギター)アコースティック・ピアノ(生ピアノ)などという。



【あさぎまく(浅黄幕)】

主として舞台転換のつなぎとして用いられる浅葱一色の幕。日中の屋外を表す。



【あし(足)】

床よりも高く舞台装置を組むとき、平台(ひらだい)を乗せるためのもの。 開き足、箱足などの総称。



【アシスタント・ディレクター(英)assistant director】

テレビ番組の制作スタッフで、演出助手のこと。略してA.D。



【アース(英)earth】

電気回路を大地に接続して、電位を等しくすることをアースをとるという。
接地ともいい、大地の意のgroundを略して、GNDと表示することもある。



【あたまだし(頭出し)】

録音されている音や曲の最初の部分をセットして再生の準備をすること。



【あたまわけ(頭分け)】

PA・放送・録音などの複数の媒介で収音を行う場合に、マイクロホンの出力を 直接それぞれの部分に分岐すること。



【アッテネーター(英)attenuator】

電気信号のレベルを低下させる部品のことで、ボリューム・コントロールのこともいう。連続的に減衰量を変化できるものをアッテネーターという。



【アッパーホリゾントライト(アッパー)(英)upper horizont light】

ホリゾント幕(舞台背景幕)に上部から均等に照明を照らす器具。



【アドリブ(羅)ad-lib】

・ラテン語で「好きなように、随意に」という意味。
・ 台本に書かれていない即興的な台詞、動作のこと。



【あんてん(暗転)】

舞台を暗くして幕を降ろさずに、次の場面に転換する手法。



【あんてんまく(暗転幕)】

舞台を暗くしての複雑な場面転換が不可能な時、舞台最前部に降ろす黒幕。



【アンバランスがたかいろ(アンバランス型回路)(英)unbalanced circuit】

不平衡型回路をいい、信号回路のコールドとアース(シールド)が共通に用いられている外部からの誘導雑音やハムなどの影響を受けやすい(⇔バランス型回路)
 





【イコライザ(英)equalizer】

等しくするという意味。周波数特性を変化させて音色を補正する回路または機器。



【いそう(位相)(英)phase】

交流波形の位置を表す言葉。同相の信号であればお互いに補強しあうが、逆相の信号を入れると再生された音は互いに打ち消される。
スピーカーやマイクを複数使用する際は、その極性・位相関係に注意しなければならない。



【いたつき(板付き)】

幕が開いたときや場面が転換したとき、すでに舞台に登場していること。



【いちべる(1ベル)】

劇場で「間もなく開演」を知らせるためのベル。通常は開演の5分前に鳴らす。



【いちもんじ(一文字幕)】

舞台上部に吊り込まれた横長の黒幕。照明器具や吊物上部を隠すためのもの。 「かすみ幕」ともいう。



【インカム(英)intercommunication system】

インター・コミュニケーション・システムの略。各部所への指令、または 相互通話のための通話装置。



【イントレ】

TVカメラ・照明器具・スピーカーシステムなどを設置する鉄パイプ製のやぐら。
語源は映画の題名「イントレランス」この作品で初めて高い撮影台を使い、画期的なロングショットや壮大な群衆場面の撮影に成功した。



【インピーダンス(英)impedance】

電気回路に交流を流したときに生ずる抵抗成分。オーム(Ω)で表す。



【インピーダンス・マッチング(英)impedance matching】

機器同士を接続するとき、送り出し側の出力インピーダンスと、受ける側の 入力インピーダンスを等しくすること。
これをすることにより効率よく電力を 伝送することができる。



【インプット(英)input】

入力の意味。機材に電気信号を送り込むこと。または入力信号を受け入れるための端子(⇔アウトプット)

 



【ウインド・スクリーン(英)wind screen】

風によって起こる雑音や、発声による吹かれ雑音(ポップノイズ)を防止するため マイクの先にかぶせる器具。
金属の網状のものやスポンジ製のものなどがある。



【ウォールスピーカー(英)wall speaker】

壁に取り付けられたスピーカーのこと。演劇の効果音の再生などに用いられる。



【ウエイト(英)counterweight】

カウンターウエイト。おもり、鎮(しず)のこと。



【ウーファ(英)woofer】

低音域用のスピーカーのこと。通常はほとんどコーン型が用いられる



【うま(馬)】

はこうま(箱馬)、はこあし(箱足)のこと。役割はあしに同じ。

 




【エアモニ(英)air monitor】

エアーモニターの略称。客席内の音響状況を監視するための装置。
通常、客席の 天井や壁に設置されているマイクで収音する。



【エスイー(英)SE soung effect】

サウンド・エフェクトの略称。効果音のこと。



【エスエス(英)SS stage spotlight】

ステージサイドスポットの略称。舞台上にスタンドなどを用いて設置する。



【エフェクター(英)effecter】

電気信号になった声や楽器の音を変化させ、いろいろな音の効果を生み出す装置の 総称。
代表的なものに、イコライザー、リバーヴ、エコー、ディレイなどがある。



【エフェクト・マシン(英)effect machine】

舞台背景に雲・雪・雨・波・炎などの模様や、情景などを映写するための照明器具。



【エフビー(英)FB fold back】

フォールドバックの略称。はね返りスピーカーのこと。



【エプロン(英)apron stage】

張り出し舞台。緞帳より前の舞台床面のこと。



【エムシー(英)MC master of ceremonies】

マスター・オブ・セレモニーの略で、司会者のこと。曲間などのしゃべりのこともいう。



【エレベーション(英)elevation】

装置を飾りこんだ舞台を正面(客席側)から見た舞台正面(立面)図。 遠近感をつけて描かれたもの。

 




【おおぐろ(大黒・大黒幕)】

舞台の奥にあるホリゾント幕(白)と同じ大きさの黒い幕。



【おおどうぐ(大道具)】

舞台上に組み立てられた、演出上必要とする場面を表す道具の総称。
建物・書き割り(かきわり)・樹木・岩石など、登場人物が手にもつことのないもの。



【オーケストラピット(英)orchestra pit】

ピットは穴の意味。オペラ・バレエ・ミュージカルなどの上演に際し、舞台と 客席の間にある、オーケストラが演奏する場所。



【おとあわせ(音合わせ)】

舞台稽古や本番前に、実際の舞台での音のレベル・音質・バランス・きっかけなどの調整・点検をすること。



【おとだし(音出し)】

設置を完了した音響システムから音を出すこと。音を出して回線チェックすること。



【オフマイク(英)off microphone】

音源がマイクから離れていること、またはその状態。マイクから遠ざかることも いう。(⇔オンマイク)



【おんきょうでんげん(音響電源)】

PA電源とも呼ばれる、音響専用の電源のこと。ノイズなどが入るのを防ぐため照明など他の電源とは
別系統になっていることが望ましい。



【オンマイク(英)on microphone】

音源がマイクに近いこと、またはその状態。(⇔オフマイク)


 



か行 [      ]

【かいしゃく(介錯)】

手助けをすること。



【かいじょう(開場)】

客席に観客を入場させること。もぎり開始。入れ込み。



【かいちょうば(開帳場)】

大道具の一つで舞台に設けられた斜面。八百屋舞台ともいう。



【カウンターウエイト】 ウエイトに同じ。



【かえし(返し)】

稽古などである部分を繰り返すこと。音響ではFBのこと。



【かきわり(書き割り)】

大道具の背景などで、張り物や幕に遠近感をつけて壁・戸・柱・家具・建具・風景などを描いたもの。



【カゲアナ(陰アナ)】

カゲアナウンスのこと。またはカゲアナウンス・マイクのこと。 舞台袖中の客席からは見えない場所に設置されている。



【カット・アウト(英)C.O cut out】

音響や照明をあるレベルから一瞬で消すこと。



【カット・イン(英)C.I cut in】

音響や照明を一瞬であるレベルまで入れること。



【がなり・がなりマイク】

仕込み時やリハーサル時に、演出家や舞台監督が指示をだすためのマイク。



【カフ(英)cough box】

カフボックスの略称。アナウンサーが咳払いをしたり、原稿をめくったりする時に マイクを一時的にオフにするための操作ボックス。カフは咳という意味。



【かまち(框)】

舞台・所作台・平台の先端部分のこと。



【かみて(上手)】

客席から舞台に向かって右側。東(ひがし)ともいう。

 




【きえもの(消え物)】

小道具で上演のたびに消費するもの。演技の途中で壊す物・生花・飲食物など。



【キッカケ】

舞台進行にともない状況を変化させるための合図。キュー(cue)と同意。



【キュー(英)cue】

⇒「キッカケ」



【キューシート(英)cue sheet】

「キッカケ」(キュー)の一覧表。



【きりだし(切り出し)】

山・森・林などの自然の風景や建物等の絵を、ベニヤ板などに描き舞台の背景として使う木製の大道具。

 




【クロス(英)cross】

重ねること。同時に行うこと。交差させること。



【クロス・フェード(英)cross fade】 フェード・インとフェード・アウトを同時に行うこと。

 




【ケータリング】

楽屋などで出演者のために、飲食物を用意すること。また用意する人。



【けこみ(蹴込み)】

二重(にじゅう)・階段などの前面や側面に取り付けられる張り物。



【ゲージ(英)gauge】

目盛り。特に照明でフェーダーの目盛り(=光量)のこと。



【ゲネプロ(独)General probe】

ドイツ語でゲネラルプローベの略。本番とまったく同じ状態で行う通し稽古。 舞台の総仕上げの意味に用いられる。

 




【こうかおん(効果音)】

演出意図を表現するために用いられる音楽以外のすべての音。風の音、雨の音など。



【こがえし(小返し)】

同じ場面を繰り返し稽古すること。



【こけらおとし(?落し)】

新築あるいは改装した劇場の初興行を言う。「こけら」とは木の切り屑のこと。



【こどうぐ(小道具)】

大道具以外の道具で、舞台で使用する器具・役者の携帯品などの総称。



【こやおくり(小屋送り)】

劇場やホールに音響機材を持ち込んだ時ミキシングした信号をホールの既設システムに送り込む事。
ホールのスピーカーと持ち込みのスピーカーを併用する場合や、楽屋や関係スタッフへのモニターに
使用する場合などがある。ハウス送りとも言う。
 



さ行 [      ]
【さきだま(先玉)】

エフェクトマシン(照明)の前面に取り付けるレンズ。
これがないと焦点を合わせることができず、ぼやけた物しか映し出すことができない。



【さきばら(先バラ)】

コードやケーブルの先端の被服をはがし、芯線を露出させた状態。
または端子を直接つないで使えるようにしたコードやケーブル。



【サスペンション・ライト(英)suspension light】

舞台の上部から吊るした照明器具で、下方に向けての照明、またそのように 配置された照明器具。



【さぶろく(3×6)】

3尺×6尺(1畳)の大きさの平台。(90.9cm×181.8cm)



【サラウンド方式(英)surround system】

サラウンドとは「囲む・包囲する」の意味。
映画の音響方式で観客席を取り囲むように設置したスピーカーから、効果音等を再生する形式。
またはそのための装置。



【さんさん(3×3)】

3尺×3尺(半畳)の大きさの平台。(90.9cm×90.9cm)



【さんてんづり(三点吊り)】

三点吊りマイクロホン装置。三本のワイヤーで客席天井からマイクを吊り下げ収音へ適した場所へ移動できる。
主にクラシックの録音、ノイズ収音、エアーモニターなどに使われる。
 




【じあかり(地明り)】

舞台全体に当てる均等な明りのこと。舞台の作業灯のこともいう。



【シーリング(英)Ceiling spotlight】

シーリング・スポットライトの略称。シーリングは天井の意味。客席上部にあって 舞台を前から照らすスポットライト。



【じがすり(地絣)】

地面を表現するために舞台床に敷く布。主に黒、グレーなどが使われる。
雪をあらわす白は雪布、川や湖をあらわす水色は水布、海をあらわす波の模様の 入った布は波布という。



【じかた(地方)】

日本舞踊や民謡の伴奏をつとめる人。踊り手に対して歌や三味線、お囃子など 音楽の伴奏者をいう。



【しず(鎮)】

カウンターウエイト。吊り物の重量バランスをとるために必要な鉄製のおもり。



【しぼりどんちょう(絞り緞帳)】

複数の吊り点をもち、舞台の間口に曲線を組み合わせた開口部を作る緞帳。 バレエ・オペラなどでよく使う。



【しもて(下手)】

客席から舞台に向かって左を指す。



【しゃく(尺)】

長さの単位。1尺=30.3cm.



【しゃくだか(尺高)】

高さ1尺(30.3cm)のものをいう。



【しゃまく(紗幕)】

網目状の布製の幕の吊り物。
幕の前後の照明の調整によって、幕の後ろが透けて見えたり、見えなかったりする効果を生み出せる。
よく使うものとして黒い布の黒紗(くろしゃ)と、白い布の白紗(しろしゃ)がある。



【じょうしき(上敷)】

縁を加工した畳表。ゴザのこと。



【じょうしきまく(定式幕)】

狂言幕、歌舞伎幕。歌舞伎のシンボル。黒・柿色・萌葱(もえぎ)の三色の布を 縦に縫い合わせた引幕。



【しょさだい(所作台)】

日本舞踊・歌舞伎等の所作事を演じる際に、舞台一面に敷く檜の板で作られた台。
平台とは構造・使用法が根本的に異なり、土足・裸足厳禁の高価なものである。



【しん(芯)】

舞台の真ん中を縦に通る線。センターライン。センター。



【シンメ(英)symmetry】

シンメトリーの略称。左右対称の意味。

 




【スコーカ(英)mid-range loudspeaker】

中音域用のスピーカーのこと。



【ステージスピーカー(英)stage speaker system】

舞台上の任意の場所に設置されるスピーカー・システムの総称。



【ステージフロントスピーカー(英)stage front speaker system】

劇場の客席最前部において、プロセ、サイドスピーカーのカバーエリアから外れる部分の音圧を補強するために設置する小型スピーカー。



【すのこ(すのこ)】

舞台の天井の一段下の部分。すのこ状になっているのでこの名がついた。



【スモーク(英)smoked machine】

煙。演出上必要な火事の煙や、照明効果として光の線を明確に出したい時などに使う。
人体に無害なオイルを加熱し、スモークマシンを使用して煙を作る。

 




【セット(英)set】

舞台や映画、TV番組で使う舞台装置のこと。



【せり(迫り)】

舞台床面の一部を四角に切り抜き、その部分を上げ下げできる舞台機構。
役者や舞台装置を乗せて、役者の登場や舞台転換をする。
なお花道の七三の位置に 切られた迫りは、特にスッポンと呼ばれる。



【センターピンスポット(英)Center follow pin spotlight】

客席後方上部から舞台に投光する強力なスポット。
特に主役の出演者が目立つように使用されるフォロー・スポット。

 




【そうさばん(操作盤)】

舞台、照明、音響等の複雑な電動機構を一ヵ所にまとめて操作する盤。



【そで(袖)】

舞台袖。舞台の上手、下手の袖幕の中。客席からは見えない空間で、役者や道具類の待機する場所。



【そでまく(袖幕)】

舞台の上手、下手に吊り込まれた縦長の幕で通常は黒。
待機する役者や道具類、スピーカー、照明器具などが、客席から見えないように隠すためのもの。

 



た行 [      ]

【ダーク・オープン(英)dark opening】

舞台が暗い状態で幕が上がることをいう。(⇔ライト・オープン)



【だいじんばしら(大臣柱)】

舞台の前の両側にある柱部分の名称。



【たかあし(高足)】

平台をのせた高さが2尺8寸(84.8cm)の足。



【たっぱ(立端・建端)】

建築用語で高さのこと。大道具・照明サスなど、すべての高さを決めるものについて使われる。



【だめだし(駄目出し)】

囲碁の駄目から転じた演出用語。仕込から上演にいたるすべてにおいて、直す必要のあるところを指摘すること。



【たんいつしこうせい(単一指向性)】

側面と背面から到達する音に対して、感度が低い性質のマイクロホン。 周りの音を拾いにくい特徴がある

 




【ちゅうあし(中足)】

平台をのせた高さが2尺1寸(63.6cm)の足。



【チューニング(英)Tuning】

楽器の調律。音響的にはスピーカーを調整して,会場に合わせた音を作ること。



【ちょうこうき/ちょうこうしつ(調光機/調光室)】

照明の明暗・色彩をコントロールする装置、その部屋。



【ちょく(直)】

照明用語で調光卓のフエーダー通さない電源ラインのこと。つまり直結。
またそのうようにして電源を流すことを「ちょくる(直る)」という。

 




【ツィータ(英)tweeter】

高音域用のスピーカーのこと。



【つかみ(ツカミ)】

平台を二つ以上並べて使うとき、ぐらつかないようにお互いをつなげる金具。



【つなば/つなもと(綱場/綱元)】

舞台の上手または下手にあって、吊り物装置を昇降される綱および装置がある場所。



【つりこみ(吊り込み)】

照明器具や大道具をバトンに吊ること。



【つりもの(吊り物)】

バトンに吊り下げられた大道具の総称。

 




【ていい(定位)】

音場の中で、音像・音源の方向を定めること。
例えば中央から聞こえるはずの バイオリンの音が左右にふらついて聞こえる現象は、定位が悪いということになる。



【ディマー(英)DIMA】

調光機 個々の照明ユニットの照度を調整する機械装置。



【テクリハ(英)technical rehearsal】

テクニカル・リハーサルの略。スタッフサイドを中心に、本番の舞台進行通りに 行うリハーサル。



【ディーアイ(英)direct injection box】

ダイレクト・インジェクション・ボックス(通称ダイレクト・ボックス)のこと。
楽器等と音響システムとの、インピーダンス・マッチングをとるために使用する。



【デッド(英)dead】

音の残響が少ない室内の音響状態のことを言う。残響時間が短い場合の表現に使われる。(⇔ライブ)

 




【どうぐちょう(道具帳)】

舞台装置図。エレベーション・フットプラン、製作図などとも言う。



【とおみ(遠見)】

大道具で遠景を描いた背景のこと。パネルで作ったり道具幕に描くこともある。
山遠見・海遠見・野遠見・町屋遠見・庭遠見・宮遠見などと呼ぶ。



【とがき(ト書き)】

脚本中で、セリフとセリフの間に書かれた説明書き。
セリフ以外の登場人物の 特徴(表情・動作)や情景、照明、音響などの指定を書き入れたもの。



【とばす(飛ばす)】

舞台装置や幕、照明器具などを取り付けたバトンなどを吊り上げること。
リハーサルで、途中を省略して先へ進行することもいう。



【とや(鳥屋)】

花道の突き当たりの揚幕の内部のこと。鳥屋口、鳥屋囲い。



【どんちょう(緞帳)】

舞台と客席の間で上下に上げ降ろしされる幕(開閉するものもある)。

 

な行 [      ]
【なかわりまく(中割幕)】

舞台の真ん中あたりから舞台奥を隠す引き割り幕。中央部分から開く。舞台転換や 背景、袖幕としても使用される。



【なぐり】

金槌・ハンマー・トンカチ。舞台用の特殊な形のもの。



【ならく(奈落)】

舞台や花道の床下の総称。回り舞台や迫りなどの舞台機構が設置される。
華やかな舞台とは対照的な「奈落の底へ落ちる」といわれるような空間だった。
語源は梵語で「地獄」の意味。



【なりもの(鳴り物)】

下座音楽に用いる三味線以外の楽器の総称。 太鼓、笛、鐘など種類は多様である。
 




【にじゅう(二重)】

舞台床より高く組み上げた舞台。山台ともいう。平台などを組み合わせて作る。



【にべる(2ベル)】

本ベル。開演ベルのこと。このベルが入って客席が暗くなり、音が出て幕が開く。



【にんぎょう(人形)】

人形立ての略称。大道具を立てるために使用する支えのこと。
昔、実際に人形を 立てるために使っていたことからこう呼ばれている。

 




【ぬき・ぬきいた(貫板)】

厚さ5分〜8分(約15〜24mm)×幅3寸(約9cm)の板。スジ交いなどに よく使われる。柱と柱の間を貫く細長い材木。



【ぬきげいこ(抜き稽古)】

演出家が稽古過程において、不十分だと思われる部分を特別に抜き出して、その場に出る役者を集めて稽古すること。

 




【ネタ】

映像を投影する機能のある灯体に挿入する、画像が描かれたプレート。種板。



【ねらい(狙い)】

特定の場所や道具に、照明器具で狙いを定めること。

 




【ノイズマイク(英)noise microphone】

ライブ録音などの時、客席ノイズ(客席の雰囲気の音)を収音するマイク。 オーディエンス・マイクとも言う。

 



は行 [      ]

【ばあたり(場当たり)】

仕込みの確認を目的とした部分的な稽古。通し稽古の前に行われる。



【パーライト(英)per light】

細く光のラインがでるよう作られた灯体。シールド・ビームと呼ばれる電球を使用する。スモークと併用すると効果的。



【ハウリング(英)howling】

スピーカーから出た音がマイクで収音され、増幅されて再びスピーカーから送出される。
これが繰り返されることで生じる発信現象のこと。



【はこあし/はこうま(箱足/箱馬)】

木製の箱型の台。二重を組み上げる平台の置足。階段を作るときなどにも使用する。



【はだかび(裸火)】

舞台で使う本火。タバコやローソクなど本物の火気のすべてが含まれる。
舞台で使用する場合は、所轄消防署の届出と許可が必要。



【パッチ、パッチング(英)patch 、patching】

照明の場合、灯体と電源、回路とフェーダーをつなぐこと。音響の場合、音源とミキサー、各機器同士とスピーカーなどをつなぐこと。



【はなみち(花道)】

舞台から突き出して客席へ縦断する道。舞台の俳優に花を贈るために設けられた のが進化したといわれている。



【はねかえりスピーカー(はね返りスピーカー)】

舞台上の演奏者や演者に声や楽器の音を送り返して、演奏などをしやするするためのモニタースピーカー(=FB)



【ばみる(バミる)】

演技者の立つ位置や、大道具・小道具・マイクなどを置く位置に、目印をつけること。通常 ビニールテープなどを貼る。



【ばらし】

上演後、舞台装置を仕込前の状態に戻すこと。組み立てた道具を解体すること。



【ぱらる(パラる)】

並列(パラレル parallel)に結線すること。「パラう」とも言う。



【バランスがたかいろ(バランス型回路)】

平衡回路。信号を送るための2本のコードを、外部からの雑音を遮断するシートルド線で覆っている回路をいう。
アンバランス型よりも誘導雑音が少なく、ケーブルを長くすることができる(⇔アンバランス型回路)



【はんきょうばん(反響板)】

音響反射板ともいう。主にクラシック音楽の演奏会などに使用される、木製の天井・ならびに壁面のこと。その反響と残響で演奏効果を高める役割を果たす。

 




【ピーエー(英)PA public address】

パブリック・アドレスの略。拡声機器を用いて大勢の人に音声情報を伝えること。
ロックコンサートなどで演奏された音を、電気的に調整して会場に流すこと。



【ひきわく(引き枠)】

平台などにキャスターを取り付けた移動用の台。



【ひらきあし(開き足)】

平台を支える足。蝶番で折りたためるようになっている。



【ひらだい(平台)】

舞台の上に高低をつけるための床台。主にオーケストラや合唱団用のひな段や、大道具の屋体作りに使用される。



【ピンスポット(英)pin spotlight】

投射された光の輪郭がはっきり出るスポットライト。出演者の動きに合わせてフォローすることが可能。



【ピンマイク(英)tiepin microphone】

ネクタイピン状の金具に取り付けた小型のマイク。

 




【ファンタム(英)phantom powering】

ファンタム電源のこと。コンデンサーマイクやダイレクトボックスなどを動作させるために必要な48vの直流電圧。



【ブームスタンド(英)boom stand】

語源は帆柱の上に渡した帆を張るための材木。逆L字型をしていて、上げ下げ 伸縮可能なマイクスタンドのこと。



【フェードアウト(英)F.O fadeout】

音響では徐々に音量を下げて止めること。照明では徐々に明りを暗くすること。



【フェードイン(英)F.I fade in】

音響では既定の位置まで徐々に音量を上げていくこと。照明では徐々に明りを明るくしていくこと。



【プロセニアム・スピーカー(英)proscenium speaker system】

劇場のプロセニアム・アーチ(舞台の額縁)の天井に、客席に向けて取り付けられたスピーカー・システムのこと。
プロセニアムの両サイド(プロセニアム・カラム)に取り付けられたものは、(プロセニアム)サイドスピーカーまたは、カラムスピーカーと呼ばれる。



【フロント(英)front spotlight】

フロントサイド・スポットライトのこと。客席の両外側に設置されたスポットライト群の総称。
舞台を斜め前方から照らす。

 




【へいこう(平衡)】

一般の家庭用コンセントのこと。あるいはそこから引いた電源ラインのこと。



【へいめんず(平面図)】

舞台平面図のこと。

 




【ボーダーライト(英)border light】

舞台上部に吊り下げられた、舞台全体をフラットに照らす照明器具。



【ホリ、ホリゾント(英)horizont】

ホリゾント幕のこと。地平線の意味。舞台後方にある大きな白い幕。
ローアーホリゾントライト、アッパーホリゾントライトを使用して、様々な色彩を表現できる。



【ぼん(盆)】

回り舞台の俗称。

 



ま行 [      ]
【まくあい【幕間】】

一つの場面が終わって幕が閉められ、次の幕が開くまでの間「まくま」は誤読。



【まつばめ(松羽目)】

能舞台の鏡板の模倣で、歌舞伎や舞踊で背景に使用する松を描いた羽目板。 幕の形状のものもある。



【マルチ・ケーブル(英)multi cable】

幾つかの回線を多数束ねて、一本のケーブルにまとめたもの。「マルチ」と略して 呼ばれる場合もある。



【マルチ・コネクタボックス(英)multi connector box】

マルチケーブルの両端に取り付ける、コンセント付のボックス。



【まわりぶたい(回り舞台)】

通称「盆」 舞台床を円形に切り抜き回転させることによって、舞台転換や演出上の 効果を出す舞台機構。
普通2〜3場面の飾りが行われる。
 




【ミキサー(英)mixer】

音響調整。舞台、放送、録音などで、音質・音量などの調整を担当する技術者。



【ミキシング(英)mixing】

録音や拡声で、いくつかのマイクなどの音量・音質を調整して音をまとめる作業。



【ミキシング・コンソール(英)mixing console】

ミキシング作業をするための装置。音響調整卓と訳される。



【みきれる(見切れる)】

観客から見えてはいけない部分・物・人が見えること。

 




【むしこうせい(無指向性)】

どの方向からの音に対しても、同じ感度を持つマイクロホン。

 




【めいてん(明転)】

舞台上が明るいまま場面を転換すること。「あかてん」「あかりてん」とも言う。



【めせん(目線)】

俳優が演技をしているときの視線の方向。



【めつぶし(目つぶし)】

客席に向けて強い光を当てて、観客の視線を舞台からそらせる照明技法。

 




【もぎり】

持ってちぎる意味から、劇場の入口でチケットをチェックして半券をちぎること。 またはその係りを指す。



【もちどうぐ(持ち道具)】

出演者が舞台に登場するときに持っていく道具。(⇔置き道具)



【モニター(英)monitor】

はね返りスピーカーのこと。フォールドバックスピーカーとも言う。

 



や行 [    ]

【やおや(八百屋)】

舞台装置で作られる傾斜した床。「開帳場」と同じ意味に使われる事もある。
舞台全面が傾斜面に作られた場合を八百屋飾りという。



【やたい(屋体)】

屋台とも書く。舞台上に組み立てられた家屋の形をした大道具。装置。



【やたいくずし(屋体崩し)】

舞台装置の一部または全部を崩れるように仕掛けをして、キッカケで崩すこと。



【やまだい(山台)】

登場人物や舞台セットの位置を高くするたるめに、舞台上に臨時に置かれる台。 箱馬や開き足を組んで作られる。

 




【ゆきかご(雪籠)】

舞台に雪を降らせる時に、雪となる白い紙をいれておくかご。これにひもを結わえ ひくことで雪が降る仕組み。

 




【ようじょう(養生)】

劇場設備や器具、舞台装置などを傷つけたり汚したりしないように、布やテープなどで覆うこと。



【ようじょうてーぷ(養生テープ)】

養生するために使用する粘着力の弱いテープ。



【よんろく(4×6)】

4尺×6尺の大きさの平台。(121.2cm×181.8cm)
 



ら行 [      ]
【ライブ(英)live】

室内での音響状態をあらわす言葉で、響きが多い場合をいう。またはホールなどでの生演奏のこと(⇔デッド)



【ライト・オープン(英)light opening】

明りが点いたまま幕が上がることをいう。(⇔ダーク・オープン)



【ライト・カーテン(L.C)light curtain】

明りが点いた状態で、その場面の幕が降りること。



【ラインにゅうりょく(ライン入力)】

調整卓に入る入力のうち、マイク以外のもの。CD・MDなどの再生機器や楽器などがある。
通常 +4db〜−20dbのレベル。



【ランスルー(英)run through】

全体を通して行う稽古のこと。通し稽古。
 




【リサイタル(英)Recital】

独奏会または独唱会のこと。



【リバーブ(英)reverbration】

残響のこと。収音した音に、人工的に残響を付け加える装置をリバーブ・ユニット リバーブ・マシーンという。

 




【レーザー(英)Laser】

レーザー光線。自然界には存在しない新しい人工光線。出力の大きいものは、安全 管理上の届け出が必要な場合もある。



【レベル(英)Level】

音量のこと。または音響フェーダーの位置。「レベルをとる、レベルを決める」は 音量を決めること。

 




【ローホリ(英)lower horizont light】

ロアーホリゾントライトの略。舞台奥の床に設置され、ホリゾント幕の下の部分を 均等に照らす照明器具。



【ろくろく(6×6)】

6尺×6尺の大きさの平台(181.8cm×181.8cm)



【ローカット・フィルター(英)low cut filter】

低音域をカットするフィルターのこと。電気用語ではハイパス・フィルターという。
 



わ行 [  お ん ]
【ワイヤレス・マイクロホン(英)wireless microphone】

無線方式のマイク。送信機から発射された電波は、受信機で受信されて音声信号に変換される。



【わらう】

片付けること。大道具や小道具が不必要になった時に、それらを片付けること。
とっぱらうがナマったものといわれている。



【わりどん(割緞)】

引き割り緞帳。舞台間口中央から左右にオープンするものと、左右斜め上に絞り上げながら、オープンするものがある。
昇降・引き割り・絞り上げの三つの機能を一つにまとめた緞帳をオペラ・カーテンという。